ボーキサイトを原料にした褐色アルミナ砥材(A・WAなど)や、酸化ケイ素と炭素を原料にした炭化ケイ素砥材(C・GC)は、電気を利用して溶融、反応、精製を行って製品化されます。

二十数年前私が入社した頃は、これらを生産するメーカーさんやプラントが特徴的な地域に存在している事に、な~るほどと感心した事を懐かしく思い出します。電気を使って製品を作るとなれば、電気を安くつくりたい!安いランニングコスト=水力!という論法で、水を豊に蓄えた湖や水量が豊富な河川、降水量が多い場所などに立地していました。

例えば富山県、長野県、高知県・・そして屋久島!!

しかし現在日本国内で溶解精製しているプラントは??? 研磨材の殆どは、海外のプラントからの輸入品になってしまいました。そして最大の生産国は中国なのです。